はじめてのWordPress【ホームページとブログもね】
全く経験無い人にも知っておいて欲しい事
難しいシステムや仕組みにつていの知識には触れません。インターネットの仕組みと利用する上でのマナーやリスクについて、ごく基本的な部分を簡単にご紹介。
ブログとWEBサイト、ホームページの違い
インターネットを通じて、発信される情報が記載さたページを「WEBページ」と呼びます。WEBページを体系的な形でまとめ、発信するのがWEBサイトやホームページと呼ばれる物。2つの異なる呼び方にも意味はありますが、基本的には同じものと捉えて問題ありません。
そして、ブログもWEBサイトの一つの形です。元々は、インターネット上の覚書・記録(log)の意味でweblogとして始まり、個人で書き込んだその記録を公開しているWEBサイトがブログで当初は日記ソフトのような使い方が主流でした。
WordPressはCMS
自身が書き留めたものを公開する手段として広がったブログですが、簡単な手続きと文章入力だけで公開する事が可能なその仕組みは日記やパーソナルな情報だけに留まりませんでした。
特別な専門知識を必要とせずサイトを構築できる事から、本格的なWEBサイトを構築するためのツールとしても活用されるようになります。WordPressも分類される『CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)』としてのブログツールの誕生です。
コンテンツとは情報の中身の事を言いますので、WEBサイトであれば各ページに記載されている情報を指します。そして、様々な情報を発信するWEBサイトやブログは、情報の類似性や閲覧者の利便性を考え目次のようにカテゴリーやグループ分けがされている物が殆どです。CMSはそのWEBページとカテゴリ、そしてその構造を管理するためのシステムという事になります。
その為、元々はブログツールであったWordPressもCMSとして活用するための機能が充実していったのです。
WEBサイト運用の注意点

WordPressに限らずWEBサイトの運営は、適切な運用管理を怠ると簡単に大きなリスクを伴うものとなります。例えば、定期的なセキュリティ更新を行わないWEBサイトは、壊れた家のドアを放置しているのと変わりない状態にあるという事になります。
WEBにも著作権がある
写真やイラスト、そして意匠デザインや文章に至るまで、WEBで公開されているものにもプライバシーと著作権の考え方があります。自由に使えるフリー素材から、有料販売の写真やアプリ等がある事を理解してWEBサイトを運営してください。
個人情報の流出は誰にでもあり得る事
個人情報の流出は、悪意のあるプログラムや利用者の存在だけが原因だと思わないでください。誤った操作やデータの取り扱いから意図せず情報を流出させてしまう可能性がある事を理解してください。
セキュリティのリスク
インターネットの世界は常に変化を続けている世界です。公開されているWEBサイトは、定期的なセキュリティの更新が必要となります。通常、複雑な設定等は必要ありませんが、更新を怠ると従来なリスクを招く事になります。
公開されたWEBページは、世界の全ての人がアクセス可能であり、悪意を持ったユーザーやプログラムかサイトを守るのは運営者自身です。一般的には、どのようなサービスも情報流出等における責任を負ってはくれないと考えて下さい。
おまけ
WEBサイトの開設に伴って、所有者の方に最低限知っていて欲しい事は以上になります。その他、初心者の方が陥りがちな考え違いや失敗を抑制するための予備知識となる情報を少し取り上げてみます。
初めてのWEBサイト開設で注意すべき事
もし、個人や小規模のグループで利用する事を目的にWEBサイトを開設するので有れば、初めは複雑に考えすぎない方が良いと思います。誰に、どのような情報をどの程度発信したいのかを整理し、シンプルに伝える情報を発信していく事が最良です。
当然例外もあります。
それは、開設~運用までの予算・経費を準備て信頼のおける専門業者に外注する場合などです。WEBサイトの立ち上げプランから、運用後のイメージまでを一定の効果の予測まで含めて検討して貰う事も可能です。時には、大きな予算を掛け、あっという間に月数万アクセスのWEBサイトを立ち上げるような事もあります。
必要性と予算が許すのであれば効果的な手法である事も確かです。しかし、初期費用数十万円以上と月々数万~数十万円の管理費・広告費の負担も覚悟が必要になる事は言うまでもありません。
それでは、なぜ初めてのWEBサイト開設は小規模でシンプルなサイトをお勧めするのでしょうか。それは、多くの場合で「必要な情報は利用者自身が探し出して活用する」のがインターネットの常識でもあるからです。
大規模なサイト、お金を掛けたサイトは、不特定多数の方への広告宣伝の効果UPが一番の目的・理由ではないでしょうか。それに対し、個人で情報を発信する必要性にかられる場合、その情報を求める対象がある程度予測できる事が多くあります。
ですが、個人の趣味のページや自身の運営する実店舗、趣味のサークルページ等でこのような広告宣伝が必要でしょうか。利用者はインターネットを通じて「〇〇市 イタリアン ×××(店舗名)」などの情報で検索を行いますが、実店舗があるWEBサイトであれば、簡単に地図や店舗情報をGoogleに登録する事が可能です。
また、特別な手続きをせずともインターネット上に一定期間公開され続ければ自動で検索結果に表れるようにもなります。より早く検索結果に表示されるようにするための工夫を行えば、無料でも十分に情報を発信する事が可能な理由はここにあります。
WEBサイトの広告収入は簡単じゃないってさ
当サイトが収益目的のWEBサイト開設に消極的な理由は「WEBで稼ぐのは簡単じゃない」からに他なりません。特に物販やサービスの提供を行わない、広告収入を目的としたサイトの運営は希望の収益を上げるのは簡単ではありません。
自身が運営するWEBサイトで、経験ゼロから期待する収益を上げるための苦労は、大型のショッピングモールの片隅に出店した無名の新規ブランド店と何ら変わりません。何のノウハウも無く新規WEBサイトを立ち上げて、広告収入で成功できる確率は非常に低いと言わざるを得ないのです。
多くの設置代行・運営代行のサービスは、いかにも簡単に多くのサイト訪問者獲得が出来るような表現をされていますが、それはノウハウと経験を持ったサイト運営者さんでのお話です。逆に言えば、収益の出ているサイトと同じ環境を提供する事だけに焦点を絞るなら然程難しくありません。中身の問題だからです。
既に実店舗をお持ちの方が、目玉商品と言えるような独自の強みをお持ちでしたら絶対にWEBサイトでの販売もおススメします。競合がいない領域でWEBサイトを活用する事が出来るなら、正に「鬼に金棒」「濡れ手に粟」と言えるでしょう。